部屋真っ暗にして待機してます。性処理感覚でヤリ捨てしてください。
Aはこう言ってきた。
その数日前にもJack’dで別の奴から、
「四つん這い待機してるんで、性処理感覚で掘ってください」
とメッセージをもらったりした。
性処理感覚
よく聞くフレーズだけど、つまりはどういうことなんだろう。
Aは、
「余計な会話をせず、突っ込んでるディルドを抜いて、チンポをぶち込んでください。で、コンドームの中にぶっぱなしたら、シャワー浴びてもらって『じゃな』って帰ってくれていいです。俺はイかなくてOKですから」
と予め詳細に言ってきてくれたので、これが性処理というのかなと理解した。
時間通りに部屋に入り、服を脱いで、ベッドルームに行くと、Aはディルドをしゃぶり、左手で乳首をつまみ喘いでいた。
ケツにはプラグを埋め込んでいるようで、抜けないようになのか、競パンを穿いて押さえているようだった。
つまり、もう出来上がっている状態で、「入れてくれ」態勢。
いきなりそういう状況を見せられても、気分ってものが盛り上がらない。
様子見で乳首をつまんでみると、もだえるようにのたうちまわる。普段ならこのまましばらく攻めるんだが、Aは俺の腕を取ってプラグを押すように促してきた。
口には出さないが、
「はいはい。これで刺激するんですね」
とおまぬけな感じでやったけど、こちらはちっとも興奮しない。
「はやくぶち込んでくれよ」
なんて言われ、
「ごめん、こういうの無理」
ときっぱり言ったのだが、素早い身のこなしでフェラされ、悲しいかな勃ってしまった。
据え膳食わぬはなんとやらなんで、コンドーム装着。
指マンの必要ないケツマンに挿入。
トロトロで気持ちはいいが、勢いで勃ったちんこは長続きせずやや勃ち状態なので、Aに俺の乳首を触らせて固くはなった。
前立腺を擦るように攻めるが、やっぱりなにかもの足りない。というか、つまらない。
しばらくすると
「思いっきりぶっ放してくれよー」
と言われたが、
「え?もう?」
みたいな気持ち。
射精はしたし、コンドームはずした後お掃除フェラもしてもらったけど、セックスをした感がないんだなあ。
そうか。これはセックスではないんだ。
だから、『処理』というのか、と深く納得したのであった。