@相手の家
掲示板からオファーがあったYと会う約束。俺の家からことのほか近所だったが、最寄り駅を降りてから彼の家に行くまでの道のりは迷路だった。
実は彼はSFDBのメンバーでもあって、はじめはタチで書き込みしてたからあまりチェックは入れていなかったが、文面から読み取れる淫乱さが目に留まってた。そのうち、タチ寄りリバになり、最近はウケと明言していた。だもんで、
「おっしゃー」
と気合が入った時分にメールが来たもんだから、会わない理由はない。
ジム帰りだったし、二人ともシャワーは浴びてあるから、一枚一枚脱がしながらいざ。
例のごとく左乳首から攻め始める。統計的に(笑)左が感じる奴のほうが多い。いやらしくねちっこく噛んだり舐めたり転がしていると、
「すっげぇ」
と漏らす。俺にとっては結構普通の攻め具合なんだが、最近攻めるとよく言われるんで調子こいて十分に味合わせてやった。
少しわき腹に舌をずらして行ったら、腕を上げて脇を俺に露わにしてきた。
「脇、やってほしいのか」
と訊き、答える前にはもう俺の顔は彼の脇に埋もれていた。
男を感じる部位。腕を上げたときに上腕二頭筋と三頭筋、三角筋で形作られるシルエット。彼のそれは完璧な形ではないものの、自ら俺からの攻めを請うところにいやらしさを感じた。
鼻をくすぐる柔らかい毛と少し湿った空気を思い切り味わうと、より密接度がアップしたような気になるのはどうしてだろう。
しかし、上半身を愛撫しつつも思ったのは、これほどのデカイものをもった奴とヤるのは初めてかもしれないということだ。プロフにかなりのデカマラと書いてあったから予想はしてたが、それ以上にやっぱり存在感がある。こんなんでタチられたら、文字通り、ケツマンぶっこわれちまう、だろう。
でも今日は俺が、彼のケツマンをぶっ壊すんだ。
騎乗位から正常位とがつがつ掘ったが、右足を床につけ、左足を俺の肩に乗っけて、少し後ろから掘り上げたときにかなり感じたらしい。この体位は俺の最近のお気に入りで、結合部がよく見えるし、腰の動きもしやすい。下からケツに手を回して少し持ち上げるようにすると、浮いたような感覚になるのだろうか、いい声でよがりだした。
正常位から刺激される方向よりも、やや横下からこられるからあまり慣れていないからかもしれないし。
正常位では姿勢が窮屈そうだったんで、後背位に持ち込むととたんに感じ方が変わった。うつぶせにし、右足を曲げさせて、斜め後ろから割り込む形で掘り下すと、布団に顔を押し付け必死に声を抑えているようだった。
「そうか、バックからがいいんだな」
と最後は古典的、ワンワンスタイル(笑)でぱっこんぱっこんグラインド。彼は布団の上にぶちまけ、俺ものけぞりながら十分に押し込んでイった。
「こんなに掘られたのは初めてかもしれない」
って、俺を手本にして彼がタチったら、なんか悔しいかも。