何の拍子でか、飲み屋でマラの話になった。
オレは携帯に自分のマラ写真を入れている。酒飲むと羞恥心(てかあるのか?)も薄れ、結構、人に見せたりする。
ひとつ隣にいた奴が、携帯を奪ってマジマジと見入ってた。
「いい形すね。しゃぶりがいがありそう」
「試してみる?」
SATCのサマンサじゃないが、褒められていい気がしないわけない。
「ここででもいいすよ」
ま、さすがのオレも、顔知れているここでしゃぶらせることは出来ないが、隣に移ることは出来た。
と同時に奴の手はオレの股間に伸びていた。
さっきの一言と、奴のもの欲しげな目に既にオレのは反応していた。
手馴れた指使いでスーツのファスナーが開けられ、C−IN2のブリーフの上から形を品定めするように署ルまれ、押し付けられた。
「非常階段とかでもいいすよ」
悪魔め
何もなかったようにオレらはチェックを済ませ、店を出た。
いつものようにマスターが見送ってくれ、
「もう一軒行ってくるねー」
と言いつつも、はやく店に戻れ、と祈りながら階段を下りた。
店のドアが閉まると、オレらは激しくキスをした。下のノンケの店の入り口目と鼻の先で。急速にアガり、早くしゃぶらせたかった。
今から人気のない非常階段を探すより、さっき出てきたばかりの店の上へ上がった方が手っ取り早いのは確かだ。奴の手を取り、足音をしのばせ店を通過し、4階へ。
幸い空き室だった。しかしその上へ上がる階段にさがる「立ち入り禁止」の札。こう書かれると立ち入りたくなるのは人情。
札のかかるチェーンをまたぎ上がっていくと行き止まり。屋上に出れそうだったが鍵がかかっていた。
もう言葉は要らない。
再び激しくキスをし、自らベルトを外しファスナーを下ろしす。
しゃがんだ奴は待ちきれないのか、グレーのブリーフをも一気にさげて、ぎんぎんのオレのマラを鷲掴みにしてあっという間に口に含んだ。
フェラされたのなんか、いつぶりだろうか。ねっちゃりとした口の中の感触がたまんねえ。
奴を見下ろすと、むしゃぶりつきながらしっかりと目を開いてオレと視線を絡める。一気にアガる。
ネクタイを外したYシャツの首元から手をいれ、奴の乳首を強く愛撫すると、びくんとカラダを反応させる。
両耳を掴んで、初めはゆっくりと腰を前後に動かしてたっぷり味あわせたが、奴のテクニックはその動きを急ピッチで加速させた。
「すげぇ、うめぇ」
口元をぬぐいながら発する一言。
まじ、このままイっちまってもよかったが、白状するとオレは酒飲んじゃうとイけない。
楽しみは次はベッドで、と奴を立たせ、唾液とオレの先走りで光る唇をいとおしむように吸い上げ、奥深く舌を絡ませて今夜は終わりにした。
緊張しながら馴染みの店の前を通り過ぎ、オレらは分かれた。
しばらく鳴りを潜めていたエロ心に火が付いたような気がした。