「お願いしてもいいかな」
オレは訊いてみた。
「テーブルFuckしたいんだ。あそこで」
指差した先には、高さは80センチくらいの丸テーブル。ここにDSを仰向けに寝かせて、立ちマンでヤル。ビデオなんかではよく見るシーン。特に洋物では常套手段。
「いいすねえ」
上半身がちょうど乗り切る大きさのテーブルトップに、生贄のように両脚を上げオレのマラを待つDSの絵。すげえエロい。
互いにRUSHをひとしきり吸い、あのどうしようもなく淫らな気持ちにあがりきってから、両足首を掴んだままでケツマンにぶちこんだ。
「あ、すっげえ」
「おお、気持ちいいぜ」
ずっこんずっこんとマラがケツマンに出入りしているのが丸見えだ。
DSは頭をあげ、オレと目を合わせてきている。さっきまで、オレがやらなきゃ目を合わせるなんてしなかったのに。
「もう、イきてえ」
「先イってもいいぜ」
オレはまだイきたくなかった。
「陽基さんと一緒にイきてえ。イクとこみてえし」
と言う。
なら、おっしゃ、とばっしばっしとガン掘りしたが、どうもこのままではイけないような気がしてきた。
なぜなら、この体勢。腰にかなり負担がきている。正直次第にきつくなってきていた。
「ごめん、ちと休憩」
などと、雰囲気ぶち壊しの一言を言ってしまった。でもこのまま続けていたら、と思うと致し方ない。
「ケツ感じちゃうと、チンポ勃たないすよね」
と掘り出してから言っていて、
「勃ってくんねえかなあ」
と嘆いていたのに、テーブルFuckではぎんぎんに勃っていたDS。
「シチュエーションにやられました」
すまんなー、もう少し腰がよかったら。
ベッドに雪崩れ込むように倒れ、すこしいちゃいちゃしていると、電話が鳴った。
「あと、20分でございまーす」
あっちゃー。もうこんなかよ。
「また次ぎでもいいすよ、あー、でも一緒にイきてえし、うーん」
とDS。
かわいいこと言ってくれる。
「正味10分でイケるかなあ」
と言いながらも、キスの舌の動きが激しくなってきたし、
「うめえ」
と、互いに噴出している汗を舌で舐め取り、マラをしごけば二人ともギンギンになってきた。
やっぱ、イきてえんで、無言で体勢を整え、DSを屈曲位にしてまたRUSHで急激にあがっていった。
「うっわあ、すげ!すげ!」
「うおぉ、マジいいぜ」
上と下で目を合わせ、オレはいつものように、少し蔑んだ顔付になってきていたと思う。男を犯す。この瞬間がたまんねえ。しかも、こんな完璧なオスがケツで感じ、オレのマラで喘いでいる。優越感がオレを席巻し、優位さを知らしめる気分になっちまうんだ。
「オレはもういつでもイけるよ」
とDS。ケツマンが火照ってきているのは、002を通して承知している。がちがちのチンポをしごく手の動きが、オレとタイミングを合わせるようになってきている。爆発間近だ。
「おっしゃ、オレもイクぜ」
「イク!イク!」
「うおっ!」
きっと廊下はおろか、外の駐車場にまでも聞こえるくらい、でっけえ雄叫びをあげ、オレらは同時に果てた。
—
オレらはイッたあと、顔を見合わせて笑っちまった。
「なんか、やっつけ仕事みたいだよね」
「でも次は違うぞ」
「もちろん!」
やった!!