@駒込99.99trip

ずいぶんと間があいた。SEXも99も。

このあいだの新年会の前の日に、新しいコンドームを買った。今、巷で話題の、「003(ぜろぜろすりー)」。薄さ0.03ミリ。オレ愛用の「極厚(ごくあつ)」が0.1ミリ半分以下の厚さだ。新年会二次会の席で、面々に披露して、パッケージを開けて実物を見て、一堂、
「おーー」
薄く色がついているが、ほとんど無色。あるものは風船のように空気を入れて膨らませていたが、結構な大きさまで大きくしても破れない。薄く柔らかく破れない、三拍子そろったなかなかのゴムだ。
翌日、とある御仁が当日必要ということで買いに行ったところ、オレが買ったところも他のところも売り切れだったそうだ。
「昨日のメンツが買い占めたに違いない」
ってそんなあほな。

やっぱり実践でテストしてみなくては、と99に行き、保険のためにいつものも携行。

一服後に中に入り、MIXの入り口で目を慣らせていたらもうつかまってしまった。雰囲気から、明るいところでは未チェックの奴。左腕にキーバンド、股間に手を伸ばせばすでにガッチガチの根元にはコックリング。乳首をいじったら膝をがくがくさせ始め、息遣いもキマっているような感じ。なかなかノリのよさげなバリウケと察したが、それ以上のことはわからないから少しためらっていた。すると耳元で、
「陽基さん、ですよね」

「Eです」
ヤリレポに投稿してくれている彼だ。ならわかる。以前チェック済みだし。なら安心。水を得た魚。
通路上であるが、首筋から舌を這わせ、立ったまま乳首を噛むといい声を出した。個室へ移動。

今日のオレはとことん攻めた。とにかくいい声で感じてくれる。めちゃ興奮。声は重要。
「今日は新製品」
と003を取り出す。表側がすこしざらざらしているから、暗いところでも裏表を間違えることは少ないだろう。親切設計。
付ける最中、Eが乳首を咥えてくれる。さすがは読者。心得てる。

付けた印象。
「マジ?」
って言うくらい付けている感覚がない。このまま突っ込んだらどんな感じを受けるんだろう、とどきどきしながら騎乗位で降りてくるケツマンにあてがい、徐々に埋め込んでいった。

すっげーーよ、これ。生で掘っているみたいだぜ。襞のぬめりけまで伝わってくる。一体感がすごい。
Eの声も大きくなる。もうがむしゃらだ。リングマラはぎんぎんに腫れ上がって、オイルのついたオレの手の中で強烈に鼓動を打っている。
たまらず屈曲位に転がす。覆いかぶさり、腰だけを激しく動かして上半身は密着させて、盛り声とばしっばしっというケツタブにたたきつける音が響く。
「タチが感じる声出してくれると、すげえ興奮するんす。イク時の声、聞かせてください」
ヤリレポの中で、個室内から聞こえてきた、オレのイク時の声を聞いて興奮したEだ。自分だけにそのときの声を出してくださいと願うのは当然だろう。
耳元でうめきに近いあえぎを存分に聞かせ、松葉崩しから伏臥位に裏かえして、自分ではもう何もできない姿勢のまま、上からばこばこ掘り込み、脇から両腕を入れて頭を固定させ、犯してやった。すんげえ興奮したし、Eも、すげえ、の連発だった。

繋がったまま立たせタチマンでめためたにしてから、再び屈曲。足を閉じさせて掘っていると、前立腺がこりこりと当たりだし、このままイきたくなった。
「イっていいか」
「いいっすよ。ぶちこんでください」
互いにお互いの目を見つつ、オレはいつものようにまわりにかまわず大声を出し、イった。

「『日記に書くんですか?』って訊かねえの?」
「あー、オレが言おうと思ってたのに。二人で書き込んだら面白いかも」
そんな会話をしたあと、外に出たら、KNがいた。待ち合わせではなかったが、今日、オレが99に行くことは教えてあった。
「オレにもヤってくださいよ」
とまだ汗に濡れるケツを叩かれた。
—-
シャワーから出て、KNの前に立ち顔を覗き込むと、むくれているのがよくわかる。個室に入り、一休みの意味もあって壁にもたれて座ると、続けて入ってきた途端にしゃがみこんでマラをしゃぶりだした。こいつう。

奉仕好き系のウケのKN。口が絶妙。さっき出したばかりなのにぐんぐん勃ちあがってきた。サオから玉にかけても促したが、やっぱり先っぽからずっぽりと咥えるのがいいらしい。
「口がきもちいい」
KNは言う。キマっているので少し聞き取りにくいし、他にもちょっと意味不明のことも言ってた。さっきのEと違って、そんなに声を出すほうじゃないんだけど、その代わりに鼻息で感じてるのがよくわかる。

十分にマラを口で味わったからか、次はケツマンに欲しがる。
「でかいからゆっくり」
ならば003を。今回は硬さが少し足らなかったからかな、根元までかぶせるときにゴムが巻き込んじゃって手間取った。薄いのはこういう場面がある。

仰向けに寝かせた状態で、ケツに指を入れてほぐしてから挿入。003でもぎっちりといった感じだ。KNは自分から腰を動かし、オレは前立腺を探す。見つけたら最後、そこを集中砲火だ。みるみる顔が変わってきて、自分のをしごくのも忘れてオレの背中につめを立てんばかりにしがみついてくる。

「あっ なんか変」
どうした。なんか漏れそうか。
「イっちゃたのかな、オレ」
オレの手を取って、自分のマラを触らせた。亀頭にべっとりまとわりついたザーメン。トコロテンしたか。
「初めてトコロテンした。こんな感じなんだあ」
思ったより気持ちよくなかったか、少し不満そう。でも、喜んでくれてた。

一休み後、
「もう一回ほしい」
とせがまれ、でも003はもうなかったから極厚。でもおそらくこれだと痛いだろうから、痛かったら言えよ、とオレのをしゃぶっているKNに言う。
取り出してみて改めて極厚をつけてみると、やっぱ、というか、かなりこれはエロイ。少し柔らかくても、くるくるしている部分は巻き込まない。手間取らないからスムースだ。
以前、コックリングを付けないと、なんか気が引き締まらない。祭りの際の締め込みみたいなものだ、と書いたことがある。極厚もオレにとっては締め込みに値するのかもしれない。だって付けただけで、再びギンマラ化してきたんだぜ。

「すんげえ、太くみえる」
引き締まる黒なのに何故だろう。そんな言葉もオレをくすぐり、抑えることできずにぎしぎしと挿入した。
「うわ、ぶってえ」

オレはこのまま掘り続けていたかったが、やはりKNがきついそうなので中止。ゴムをはずしたらすぐしゃぶりだしたんで、このまま口でイこうとRUSHやって、頭を鷲づかみにしてクチマンを犯し、イく寸前に抜き取ってぶっ放した。
おー、もたれて座ってた肩を超えて飛んでった。

外でたら、Eがまだいた。
「お疲れさんっす」
はい、たいへん疲れました。